アルバイトをすると就職に有利？

アルバイトをするメリット

日本で留学をしているみなさんは、多くの人がアルバイトをしていると思います。せっかく時間を割いてアルバイトをするなら、就職に役立つアルバイトがいいですよね。では、どんなアルバイトがいいのでしょうか。ポイントは２つあります。
①日本語が上達するところ
②日本の企業文化を学べるところ

日本語を必要としない環境にいると、当然ながら日本語も伸びづらくなってしまいます。アルバイト先での日本人とのコミュニケーションが日本語力を高める一番の機会です。
また、企業文化を学ぶことも重要です。日本には独特の企業文化があります。それらを習得しておけば、いざ就職したときにスムーズに仕事ができるでしょう。

日本語が上達するアルバイトは？

日本語が上達するアルバイトは、やはり接客業です。慣れない日本語でコミュニケーションをとるのは緊張するかもしれませんが、多くのアルバイトにはマニュアルや研修があるので大丈夫です。日本語をたくさん使って日本語力を上げていきましょう。この記事の第２章では、日本語レベルに応じたおすすめアルバイトをご紹介しています。自分に合ったアルバイトを見つけてみてください。

日本の企業文化を学ぶ方法

日本の企業文化を学ぶ方法は２つあります。
１つ目は、オフィスで働くアルバイトをすることです。決められた方法でデータをパソコンに入力したり、ハガキで送られてきた情報をデータ化したりと、簡単な作業がメインです。
２つ目は、インターンシップに参加することです。インターンシップについては第３章で詳しくご紹介します。

日本語初心者におすすめアルバイト

おすすめアルバイト

①回転寿司
日本語初心者には、回転寿司でのアルバイトがおすすめです。仕事はホールとキッチンがあります。
ホール担当の仕事は、お出迎え・レジ会計・テーブルの片付けなどになります。お客さんと接客するのはレジ会計のときですが、あまり会話は必要としないので日本語が苦手でも働きやすいでしょう。
週末などはお店も混雑し忙しくなりますし、ときにはクレーム対応もしなくてはいけません。しかし、働いているうちに対応力も自然と身につきます。

②コンビニ
日本語に不安がある方は、コンビニでのアルバイトもおすすめです。
商品の品出しや、店内清掃、宅急便の発送など、業務はたくさんありますが、メインの仕事はレジでのお客さん対応です。
覚えるべきことも多いので不安に思う方もいるかもしれません。しかし、最初のうちは先輩に指導してもらえますし、しっかりとしたマニュアルもあるので心配はいりません。
また、日本語に関しても、使う日本語は多くありません。基本的には、以下の日本語ができればOKです。
「いらっしゃいませ」
「○○円になります」
「ふくろにお入れしますか？」
「あたためますか？」
「○○円のお返しになります」
「ありがとうございました」

③ファミレス
日本語に不安がある方は、ファミリーレストラン（略してファミレス）でのアルバイトもおすすめです。
仕事内容はキッチンとホールで分かれますが、ホールスタッフなら接客がメインとなります。
注文を取る、料理を運ぶ、お皿を片付ける、レジで会計といった仕事になります。
まず注文を取る際は通常は「ハンディ」と呼ばれる専用端末に入力します。
お客さんの注文を間違えないようメニューを復唱する事が大切になります。ファミレスのメニューは多くありませんし、季節のメニュー以外は定番メニューなので、すぐに覚えられます。

④スーパー
日本語に不安がある方には、スーパーのバイトもおすすめです。主婦が多いイメージですが、意外と若い人にも人気があります。
まず「レジ」の仕事がメインになります。レジの操作方法を覚える他に、ポイントカードのおすすめをしたり、商品を素早くバーコードに読み取り、手早く買い物かごに移すなどの技術も必要になります。ただ接客スキルはそこまで必要としないので未経験でも始めやすい接客のお仕事です。ただ、お客さんから質問されることがあるので多少の接客は発生します。

まとめ

どんなアルバイトでも、日本語を学ぶことは可能ですが、接客業でたくさん日本語を使うことで、実践的に学んでいくのがおすすめです。自分の日本語レベルに応じてアルバイトをステップアップしていけば、より高度な日本語を習得することができます。また、アルバイトやインターンで企業文化を学んで、就職活動に活かしましょう。